終活の相談を受けていると、最初に多いのが
「何から考えたらいいのか、まったく分からなくて」
という言葉です。
それはとても自然なことだと思っています。
終活は、やることが多く、範囲も広く、しかも正解が一つではありません。
だから、いきなり何かを決めようとすると、余計に不安が大きくなってしまいます。
むすびとに相談すると、何かを“決めさせられる”わけではありません。
手続きを急がされたり、答えを押し付けられたりすることもありません。
まず行うのは、今どんなことで困っているのか、
何が分からなくて、何が不安なのかを、一緒に整理することです。
話しているうちに、
「自分はここが一番気になっていたんだ」
と気づかれる方も多くいらっしゃいます。
終活は、準備というよりも、整理に近いものだと感じています。
情報の整理、気持ちの整理、家族との関係の整理。
それが少しできるだけで、心が軽くなる方は少なくありません。
すべてを一度に考える必要はありません。
今はまだ、決めなくていいこともたくさんあります。
むすびとは、そうした「途中の状態」を、そのまま受け止める場所です。
相談した結果、何かを始める人もいれば、
「今日は話を聞いてもらえただけで十分」と帰られる方もいます。
それでいいと思っています。
終活は、人それぞれのペースがあります。
むすびとは、そのペースを乱さず、そっと隣にいる存在でありたいと考えています。




