終活ミニセミナーを開催した際、最後にいちばん心に残ったのは、参加された方からのこんな言葉でした。
「やっと相談できる人が見つかりました。本当に、誰に聞いたらいいのか分からなくて、とても大変だったんです。」
その一言を聞いたとき、会場の空気がすっと静まり、胸の奥がぎゅっとなるような感覚がありました。中には、安心されたのか、静かに涙を流される方もいらっしゃいました。それほどまでに、誰にも相談できず、一人で抱えてこられた時間が長かったのだと思います。
終活という言葉は、少しずつ知られるようになってきましたが、実際に「何から始めたらいいのか」「これは誰に聞けばいいのか」となると、分からないことだらけです。家族にも話しにくく、専門家に相談するのもハードルが高い。そうした中で、不安や疑問を心の中にしまい込んでしまう方が多いのだと、改めて感じさせられました。
今回のセミナーを通して強く感じたのは、「一人じゃない」と知っていただくことの大切さです。正解をすぐに出すことよりも、まずは話せる場所があること、気持ちを受け止めてもらえる相手がいること。それだけで、表情がやわらぎ、心が軽くなる瞬間を何度も目にしました。
私たちが担っている役割は、とても静かで、目立たないものかもしれません。しかし、誰にも頼れず困っている方にとっては、大きな支えになり得るものです。その重みを感じると同時に、これからも丁寧に、寄り添い続けていきたいと強く思いました。
終活は、決して一人で抱え込むものではありません。小さな疑問や不安でも、話すことで整理がつくことがあります。「こんなこと聞いていいのかな」と思う必要はありません。
むすびとでは、終活に関するさまざまなご相談を、落ち着いた環境でお伺いしています。すぐに答えが出なくても大丈夫です。まずはお話しすることから、一緒に考えていけたらと思っています。




