ひとりにしない終活

今年から、一般社団法人 終活支援協議会むすびとは
**「“ひとりにしない終活”」**をスローガンとして掲げていくことにしました。

終活という言葉は、少しずつ身近になってきましたが、
一方で「結局、ひとりで考えて、ひとりで決めていくもの」という印象を持たれている方も、まだ多いように感じています。
むすびとは、そうした終活のイメージを、少しずつ変えていきたいと考えています。

むすびとが考える「ひとりにしない終活」とは、
誰かに任せきりにすることでも、早く準備を終わらせることでもありません。
ご本人の思いを大切にしながら、必要なときに人とつながり、対話を重ねながら進めていく終活です。

これからの暮らし方や、大切にしてきた価値観、家族との関係。
終活では、答えがすぐに出ないこともたくさんあります。
そんなとき、誰にも相談できず、ひとりで悩み続けてしまう方が少なくありません。
「ひとりにしない終活」には、そうした時間を少しでも減らしたいという思いが込められています。

話すことで気持ちが整理されることもあります。
誰かに聞いてもらうことで、「それでいいんだ」と安心できることもあります。
終活は、書類や手続きの前に、気持ちの整理から始まるもの。
その過程に、そっと寄り添える存在でありたいと、むすびとは考えています。

また、「ひとりにしない」という言葉には、
年齢や家族構成、状況に関わらず、孤立しないための関係づくりという意味も含まれています。
今は元気でも、将来に不安を感じる瞬間は誰にでも訪れます。
そんなときに、思い出してもらえる場所でありたい。
それも、このスローガンに込めた大切な思いです。

今年はこの考え方を軸に、これまでの活動を見直しながら、
「ひとりにしない終活」を形にしていくための取り組みも、少しずつ考え始めています。
具体的な新企画を大きく打ち出すというよりも、
今ある支援やつながりを、より安心して使っていただけるよう整えていく。
そんな静かな変化を積み重ねていく一年になりそうです。

終活は、人生の終わりを急ぐものではありません。
これからの時間を、より自分らしく、安心して過ごすための準備です。
その道のりを、ひとりにしない。
むすびとは、これからもその姿勢を大切にしていきます。

「少し話してみたい」「まだ考えがまとまっていないけれど不安がある」
そんな段階からでも、むすびとはお話をお聞きしています。
ひとりで抱え込まず、そばに誰かがいる終活があることを、知っていただけたら幸いです。

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